ワゴンリの車両たち(その2)

(ワゴンリとプルマン)
ジョージ・プルマンが、北米大陸で鉄道会社間の垣根を越えて直通する寝台車のサービスを始めたのは、ワゴンリに先立つ1865年でした(じつはナゲルマッケールスは、プルマンにヒントを得て、欧州で同様のサービスを始めたと言われています)。
新大陸で成功を収めたプルマンはその後、イギリスに現地法人“ブリティッシュプルマン社”を設立して、欧州へも進出を図りますが、欧州大陸ではすでにワゴンリが同様の事業を広めており、プルマンに入り込む余地はあまりなく、1886年にはワゴンリとの間で協定を結んで大陸から撤退。
それとともに、ブリティッシュプルマンはアメリカの本体から分離されてワゴンリと協定を結び、車内に豪華なソファーとテーブルをセットして乗客に食事を提供する、普通の食堂車より1ランク上のサービスに特化して事業を継続します。いわゆるプルマンカーです。
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またプルマンカーのサービスはワゴンリにも導入されて、欧州大陸で寝台列車にプルマンカーを併結したり、昼行のプルマン列車を運行したりするサービスが開始されます。
ちなみにプルマンカーとシャーロックホームズについてはこちら
https://fery01.seesaa.net/article/2019-08-31.html
を。(この項つづく)
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この記事へのコメント

ma2ma2
2025年01月28日 16:50
Nice
2025年01月29日 05:42
おはようございます!
nice!です。